2007年11月2日金曜日

User Interface Design for programmers

Joel on Softwareで有名なあのJoelの本です。彼はこの本で、ユーザインタフェースに対して話しています。色んな事例の話も含まれておりなかなかためになります。特に私のようにプログラミングから物事を考え始める人間には結構いい薬になる本だと思います。

この本の中にActivity-Based Planningという用語が紹介されていますが、今の私にはこの用語は結構タイミングよく現れてくれたって感じです。これはソフトウェアを最初にデザインまたは仕様を決める際に、そのソフトが提供する機能の一覧からではなく、そのソフトのユーザが何をするか、何をしたがるかの観点で物事を考えるとの事です。この観点は最初にソフトを設計するとき以外にもソフトのバージョンアップの際にも有効だそうです。その例として、Excelのバージョンアップの際のエフィソードを紹介しています。MSのエクセルチームは彼らのソフトが複雑な会計用業務に一番使われているだろうと考えていたそうです。それが、実際に調べてみたら、簡単なリストの作成と管理でエクセルを使っているユーザが意外と多かったそうです。それで、彼らはリスト管理をより効率的にできる機能を次期バージョンに追加して行きました。その反面、同時期に競争社はインプルブーという、会計機能に特化されたソフトを出資します。但し、そのソフトはリスト管理の機能は持っていませんでした。結果、今でもエクセルは皆さんが一番よく使うソフトの一つとして依然として残っていますが、インプルブーは誰も覚えてさえもいません、と。

まあ、顧客の観点で物事を考える事の大事さを説明する例としてはいい例ですね。最初のActivity-Based Planningの例としてはどうかなとは思いますが。他にも、この本にはユーザと直面するプログラマーにはためになる内容が沢山あるいい本だと思います。英語ですが、そんなに難しい英語でもなく、活字も大きいのでスラスラ読めました。


2007年10月30日火曜日

Leopardだからできる文書管理の一例

私は仕事柄上、沢山の文書を読み、保管しています。
いざとなった時に「あれ?それ、どっかで見た覚えはあるけどな・・・。どこだったけ?」では話になりません。特に、最近はセキュリティが強化されており、客先ではネットが使えない場合も多いです。そんな時のためにも、マックで使えるコンテンツ管理ソフトは大事です。それで私が愛用しているのはYojimboです。こいつはPDF、ウェブページ、RTFなど仕事で必要なファイルフォマットは大低保存でき、タグをつけておく事で必要な文書を素早く検索できる、なかなか行けてるソフトです。

但し、今まで一つ足りなかった機能はウェブページの保存の際に、ウェブページに自分なりの強調やコメントなどをつける事ができないとの事でした。ウェブアーカイブ形式は修正ができないのです。それが、LeopardになってPreviewにPDFファイルのハイライト、注釈追加の機能が追加されました。それらを使うとなんと以下のような事ができちゃうのです!

①。サファリーで必要なウェブページを見つける。(ここでは、http://www.kanzaki.comを勝手に採用させて頂いております。いい情報盛りだくさんです)



②そのページをPDF化してPreviewで必要な強調表示とメモ書きをする。



③そのPDFファイルをYojimboにインポートしてタグをつけておく。



これで、ばっちりです!
今後この文書の情報が必要となった際にはいつでもすぐ検索し、しかも自分が強調しておいた部分をすぐ読む事ができます。

Leopard! やっぱ、いいですね!